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ユーミンという歴史。

昔はプラチナチケットと言われていて、
とれたとはしゃいでいる友だちがうらやましかった。
ユーミンのコンサートに初めて行った。

4月に出たアルバム『Road Show』がメインのプログラムで、
舞台セットは50年代のアメリカの映画館をイメージさせる。
プロローグは雨の夜という設定で、
黒い毛皮の襟がついたグレーのコートを着込んだユーミンが
傘をくるくる回しながら歌う。
スタートは『TUXEDO RAIN』。

声を張り上げる部分がちょっと苦しそう。
あー、ユーミンも老けちゃったなと一瞬思ったら・・・

映画館の入り口を入っていったユーミンは
次の瞬間、キラキラ光るパンツスーツにポニーテールで登場。
胸元には真っ赤なコサージュ。
ここから一気にユーミンの世界に引き込まれた。

次は振り袖(!)に早変わりで、
これには会場全体がどよめく。
しっとりと『大連慕情』、そして『春よ、来い』。

コーラスの女性3人とガールズトークを展開する、
SATCをイメージさせるコーナーで『メトロポリスの片隅で』を
歌ったあとは
ピアノの弾き語りで『私のフランソワーズ』。

さらに50’sスタイルのワンピースで夏の終わりの切なさを歌い、
最後は「SF映画も観たいよね!」と
全身シルバーに輝く宇宙人ルック。
(歌は知ってるけどタイトル失念←あまり好きじゃない)

新しいアルバムの曲も
たびたびラジオで聴いていたので楽しめた。
が、会場が盛り上がったのは『真夏の夜の夢』『DESTINY』
そしてアンコールの『カンナ8号線』。
『DESTINY』はあまり好きな歌ではないが、
あのイントロが始まると立ち上がらずにはいられない。
ユーミンのステップもひときわ軽快で、
ほんとうに楽しそうに歌っていた。

最後のあいさつで、
「震災が起こって、ツアーを続けるかやめるか悩んだ。
でも続けることを選びました。自分にできるのは、
歌を聴いてもらうこと。
今日は勇気をくれて本当にありがとう」と言って
深々と頭を下げた。

80年代は「恋愛の教祖」と呼ばれ、
たびたび雑誌で恋愛について語っていたユーミン。
おしゃれで自信満々で、きらきらしてた。
ユーミンの世界と重なる部分はまるでない日常でも、
10代から20代前半にかけての私の記憶をスライドショーにすれば、
BGMはユーミンしかない。

20代後半から私は中島みゆきの世界に入っていったが(また極端な)
ユーミンはずっとユーミンの世界を歌い続けてきた。
そのすごさをしみじみ思う。
たぶん、才能とはひらめきみたいなものじゃなく、
一定以上のクオリティのものをつくり続けることだ。
ユーミンは間違いなく超一流だ。
私のささやかな人生とユーミンの歴史が
ほんの一部でも重なることを幸せに思う。

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