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「港町純情オセロ」 劇団☆新感線プロデュース

劇団☆新感線の舞台は観たことがなかった。

食わず嫌いだったかもしれない。

でも、これは面白かった!

シェイクスピアの『オセロー』を新感線風に脚色・演出したもの。

ヴェニスが関西の港町に、

軍人はヤクザに置き換えられ、

ベタベタな人間関係、ベタベタな関西弁で繰り広げられる悲喜劇。

なんといっても橋本じゅんの怪演ぶりがすごかった。

ブラジル人の父と日本人の母との間に生まれ、

生まれ故郷のブラジルをはじめ、どこに行っても蔑まれ、

己の力だけを頼りに生きてきたオセロ。

こってり作り込んだ大きな顔とずんぐりした体。

異様な風体で熱く語り、全身ではしゃぎ、嫉妬に猛り狂う。

まっすぐやけど、アホ。

アホやけど、どうしようもなく純情。

純情やけど、めっちゃうっとうしい。

傷つけられ続けてきた人の心の裏に

ぴったり貼りついて離れない「不安」を

嫉妬という感情が刺激すれば、

繊細な心はたちまちビリビリと破れ始める。

アスファルトを突き破る草のような強さをもっていたはずのオセロが、

嫉妬心を刺激されたことで自分をコントロールできなくなる。

悲劇的な結末に向かって、

笑わせながらぐいぐい引っ張っていく。

オセロを陥れるミミナシ役の田中哲司もよかったけど、

ミミナシを恋い慕うゲイのヤクザ、准がとてもよかった。

(ミミナシの裏切りを知り、告発をしてミミナシに撃たれ、死んでしまう)

大満足。

だけど、S席10,500円、A席8,500円のみの料金設定はつらい。

今回は行けなくなった人に安く譲ってもらったけど。

劇場(これも初のシアターBRAVA!)が小さいから仕方ないのか。

譲ってくれた人に感謝。

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