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「Alive 瀬奈じゅんコンサート」

昨年12月にタカラヅカを退団した、

元月組トップ・瀬奈じゅんのコンサートに行ってきた。

一昨年、仕事でインタビュー原稿を書き

ゲネプロを何度か観るうちにどんどん惹かれ、

去年の『エリザベート』で完全にはまったという、

あまりにも遅咲きなファンだ。

それでもサヨナラ公演でのソロのダンスにまたまた心を奪われ、

退団後も追いかけようと決めていた。

3ヶ月の休養を経て、新たな第一歩となったコンサートは

タカラヅカ時代からのファンへのサービス精神あふれた構成だった。

というか、実際のところ現在の彼女のファンといえば

すなわちタカラヅカの男役スター・瀬奈じゅんのファンなのだから当然だ。

前半はファンのリクエストで構成したメドレーで、EXILEやジャニーズ、平井堅などの

ヒット曲を唄いながらパワフルなダンスを披露。

中盤はタカラヅカ時代の彼女の代表作品のメドレー。

真紅のサテンのスーツ姿にソフト帽といういでたちで登場したときは

オペラグラスで食い入るように見ながらにやけてしまった。

いやー、もうほんっとに最高にかっこいい。

印象的だったのは、タカラヅカの舞台を思わせる衣裳で登場した時のこと。

レースとドレープがたっぷりで、後ろから見ればどこぞの公爵夫人だが

正面から見るとスカート部分がなくてパンツにロングブーツという不思議な衣裳。

男役の声で「男前」な歌を唄いながら舞台を動き回る彼女に

デコラティブなドレスはなんとも重たげで

それがまるで今の彼女を象徴しているようにも見えて興味深かった。

サヨナラ公演のショーのワンシーンを思い出す。

コートやストール、ロングブーツと、ひとつひとつ脱ぎ捨て

シンプルなシャツとパンツ、そして素足で踊る瀬奈じゅんからは

舞台に生きていく覚悟が伝わってくるようだった。

「タカラヅカでやるべきことはやり尽くした。

これからの自分を見ていてほしい」という思いが

全身から発せられているようにも感じた。

そして、瀬奈じゅんは舞台に帰ってきた。

もうひとつ、印象的だったのが今回のコンサートのためにつくられたオリジナル曲、

『Alive』の歌詞。

「わたしはわたし、ジェンダーの壁を超えて わたしらしく」というくだりがあった。

前半と終盤の2回唄ったので、

彼女自身も気に入っている歌なのだと思う。

タカラヅカというとても限られた、

けれど完成された世界で男役を極めた瀬奈じゅんが

外の世界でどう「ジェンダーの壁を超えて」いくのか。

とても楽しみだ。

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