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いつか会いたかった人だけど。

姜尚中という名を初めて見たのは、

今はなき『噂の真相』だった。

サイズといい内容といい、お風呂で読むのにピッタリの雑誌だった。

表紙にご本人の顔をバーンと打ち出した『在日』が売れて

わたしの周辺にもファンが増えた。

在日二世として生まれ育つ過程での苦悩と葛藤が

インテリジェンスな筆致で書かれているのに加えて、

ルックスは大きな決め手(!)だったと思う。

某大物フェミニストのパーティに招かれた時は

姿を現した彼に会場がどよめいたとかどよめかなかったとか(どっちやねん)。

フェミニストだって男前が好きやねん。

わたしの「いつか会いたい人リスト」でも上位にあった姜さま。

でも、『アエラ』で「愛の作法」なるタイトルの連載を読むたびに

その熱は冷めてゆく。

まずタイトルからしてどうかと思うよ。

「愛の作法」て。

そしてそこで語られるのは、車であり芸術であり・・・。

今週は、「細川家から学ぶ「不易流行」の力」。

元首相の細川護煕さんにインタビューしたそうで、

700年続く細川家が財力にものを言わせて(とは書いていませんが)、

大量の美術品や古文書を収集、保存してきたことや

高度な情報収集能力で権力を保持してきたことを語り、

「細川家の文化力というのはいまで言うインテリジェンスの役に立ったのです」と持ち上げる。

挙げ句に、

「そのためなのか、細川家は不思議なことに700年間、一度も戦災にあっていないそうです。

(中略)

韓国から熊本に渡ってきたわたしの実家は細川家の菩提寺の近くで、

細川家700年の持続力をもらって生きてきたのかもしれませんね」だって。

へーーーーーー。

ド庶民のわたしにはまったく理解できない理屈である。

この連載で、わたしの心にもっとも残っているのは

彼が自分の息子に中学受験させようとしたとき、

それを知った、障がいのある子どものいる知人女性から

「自分の子だけは”いい環境”で育てたいということなのか」と問われたというエピソードだ。

(その記事が今は手元にないため、表現は正確ではありません)

その言葉が堪えたと書いてあったが、結局どうなったんだろう。

わたしは、「姜尚中」に真っ直ぐに問いかける、その女性がいいなと思った。

というわけで、

会う前に愛は終わってしまったというお話でした(え?)。

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