- 2010-02-25 (木) 18:31
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『天才 勝新太郎』春日太一著 文春新書
「面白いよ」と言われて借りた本。
たしかにぐいぐい引き込まれ、仕事もそっちのけで読んでしまった。
長唄・三味線の師匠の子として生まれた彼が
「うら」(父の持ち場はそう呼ばれていた)から表に出るまでの
苦闘とコンプレックス。
「これだ!」とひらめいた時はまわりを巻き込んで突っ走り、
「ダメだ!」と思った時は借金が増えようが誰が泣こうがぶっ壊す。
その実、内面はどこまでもナイーブ・・・
うん?
なんだか既視感。
そうだ、中上健次だ。
2,3年前、彼の評伝『エレクトラ』(高山文彦著)を読んだのだった。
勝新太郎も中上健次も、それぞれの世界では不世出の天才だったかもしれない。
けれど、自分ではどうしようもない部分でのコンプレックスと
才能を併せもった男の物語としてはひとつの「典型」のように見える。
本で読むには痛快だけど、身近にいたら・・・?
めんどくさい。
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