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『天才 勝新太郎』

『天才 勝新太郎』春日太一著 文春新書

「面白いよ」と言われて借りた本。

たしかにぐいぐい引き込まれ、仕事もそっちのけで読んでしまった。

長唄・三味線の師匠の子として生まれた彼が

「うら」(父の持ち場はそう呼ばれていた)から表に出るまでの

苦闘とコンプレックス。

「これだ!」とひらめいた時はまわりを巻き込んで突っ走り、

「ダメだ!」と思った時は借金が増えようが誰が泣こうがぶっ壊す。

その実、内面はどこまでもナイーブ・・・

うん?

なんだか既視感。

そうだ、中上健次だ。

2,3年前、彼の評伝『エレクトラ』(高山文彦著)を読んだのだった。

勝新太郎も中上健次も、それぞれの世界では不世出の天才だったかもしれない。

けれど、自分ではどうしようもない部分でのコンプレックスと

才能を併せもった男の物語としてはひとつの「典型」のように見える。

本で読むには痛快だけど、身近にいたら・・・?

めんどくさい。

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